FPは“第二分野”の保険に関する相談にも乗ってくれます

FPに相談するメリット

2021/07/20

FPの得意とするジャンルの1つに、“保険”が挙げられます。

実際、がん保険や年金保険などの詳細や選び方について、FPに相談する方は多いと思いますが、それだけではありません。

実は、FPにはこれらに該当しない“第二分野”の保険に関する相談もできるのです。

今回はこちらの概要と、FPに聞いておきたい内容について解説しましょう。

【第二分野”の保険って何?】

保険商品は、大きく3つのジャンルに分けられます。

“第一分野”は、生命保険会社のみ取り扱うことが可能な保険商品で、人の生死にかかわる以下のようなものが該当します。

・終身保険

・定期保険

・養老保険

・個人年金保険

など

“第二分野”は、損害保険会社のみ取り扱える保険商品で、人の生死が対象のものではありません。

主に以下の保険が該当します。

・自動車保険

・火災保険

・地震保険
など

ちなみに、“第三分野”とは、上記のいずれにも該当しない保険で、主に以下のものをいいます。

・医療保険

・がん保険

・介護保険

など

【自動車保険の概要】

自動車に関連した損害が発生した場合に、保険金等によって補償する保険商品を“自動車保険”といいます。

自動車を運転する方は、交通事故によって相手を傷つけたり、死亡させてしまったりする可能性があるため、こちらには必ず加入しなければいけません。加入していないと、予期せぬ多額の賠償を求められ、経済的に困窮してしまうおそれがあります。

もし、自動車保険の仕組みについて、あまり理解していないというのであれば、FPに相談し、自動車保険の種類や相手方・自身への補償内容などについて聞いておきましょう。

その他、自賠責保険と任意保険の違いについても、質問しておくことをおすすめします。

【火災保険の概要】

“住まいの保険”の1つに数えられるもので、火災を始め落雷や破裂・爆発、風災、雪災、盗難などにより、保険の目的である建物や家財に損害が生じた場合に、保険金が支払われるものを“火災保険”といいます。

保険の種類によって補償の範囲は多少異なり、補償内容の拡大や、支払い条件の変更といった特約が用意されているものもあります。

火災保険についてFPに相談する場合は、まずどこまで補償してもらえる商品なのかを質問しましょう。そして、後述する地震保険への加入など、補償対象外の出来事に備える方法についても、アドバイスをもらうことをおすすめします。

【地震保険の概要】

火災保険の補償範囲から外れている地震、噴火、津波を原因とする火災、損壊、埋没、流出による損害を補償するのが“地震保険”です。

地震を原因とする火災は、基本的には地震保険でしか補償されません。

火災保険の補償の1つに、“地震火災費用保険金”というものがありますが、金額や条件を見ても、こちらは決して充実した制度とは言えないため、地震保険はなくてはならない存在です。

FPに相談する際は、加入方法、そして火災保険とあわせて、保険料を節約する方法などについて相談してください。要望にあわせた最適な金額や商品を提案してくれるでしょう。

もちろん、火災保険との細かい違いについても確認しておくことをおすすめします。

【その他の第二分野保険】

・海上保険

貨物保険、船舶保険をあわせたもので、主に海上の危険による損害を担保する保険です。商品によっては、航空もしくは陸上を運送中に発生した損害についても、補償対象となる場合があります。

・賠償責任保険

他人にケガを負わせたり、物を破損したりした場合に、問題解決にかかる費用を補償する保険です。

【まとめ】

ここまで、FPに聞いておきたい“第二分野”の保険について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

“保険”と名の付く商品に関することなら、多くのFPが十分な知識を有しているため、快く相談に乗ってくれます。

少しでもわからないことがある場合は、できる限り実績の豊富なFPに相談し、疑問を解決しましょう。

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